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2月17日(日)「信徒懇談会」


2月17日(日)「信徒懇談会」

 2018年度「信徒懇談会」が礼拝後、開催されました。

この日は「人生100年時代と信仰生活」と題された大道 重夫氏のお話を聴きました。

長年ヴォーリズ記念病院長を務められ、私たちの教会の信仰の先輩です。

テーマからすぐに思い浮かんだという日野原重明先生のことをお話してくださいました。大道兄自身の生き方を変えた日野原先生との出会い・・・昭和32年、阪大医学部を卒業して聖路加病院にインターンとして働きを始めたとき、当時40代半ばの日野原先生に出会われました。

日野原先生の回診は「つむじ風がきた」といわれるほどの勢いだったそうです。

当時の日本は、天然痘や結核は絶滅宣言をするほど医学も進歩していたのですが、反面食事やストレス等による病気が問題になりつつあり「生活習慣病」と名付けられたのも日野原先生でした。平成7年3月に起きた「地下鉄サリン事件」ではいち早く行動を起こし、外来を断り被害者を受け入れて治療に当られたことは平成の歴史にこれからも刻まれる勇気と決断であることでしょう。

 99才で「葉っぱのフレディ」の音楽劇を上演するなど、まさに100年を生き抜いた日野原先生は牧師の息子であり信仰の人でもありました。お母様の重い病気の治療にあたってくれた医師の姿を見て医師になると決断され、1970年3月「よど号ハイジャック事件」の人質となり3日目に無事解放されたとき「生きているということは、自分で使える時間を持っているということ。これからの人生は自分のためだけでなくひとのために時間を使おう」と固く決意されたそうです。常に日野原先生の背中を見て、医学と信仰の道を歩まれた大道兄のお話はユーモアも交え、あっという間の時間でした。

「宗教家はなぜ健康長寿か」という説があり、それは内なる平安、心身の活力、ストレスのないことではないかということが栄養学の見地からも言われているようです。私たちも信仰生活の歩みのなかで、100才まで元気をめざしたいものです。大道兄の医師時代を知る教会員からは「大道先生は、かもしかの脚で病院内を移動されていました」というおはなしもあったり、最後まで楽しく参加できた信徒懇談会となりました。


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